Snap Shot 8

道頓堀

友人の知り合いで、若い日本画家の魚谷美木さんの個展会場です。
大阪ミナミ、道頓堀のすぐ近くの御堂筋ギャラリーという一等地です。
「まだまだ修行中」とご本人ですが、シンプルな画面構成と爽やかな色使いに好感が持てます。
油彩は、自分でも描いていたことがあるので少しは分かりますが、日本画にはあまり馴染みがありません。絵具をはじめ画材のことなんて全く知りません。それでも、蕪村や上村松園や奥村土牛の展覧会には行ったことがあります。先日の'MIHO MUSEUM'の「小林秀雄ー美を求める心」展にも、数点の奥村土牛作品と蕪村の屏風がありました。
ミナミへ出てみて気付いたのですが、いったい何年ぶりに道頓堀より南へ来たのだろう???
帰り道、アメリカ村や心斎橋筋を歩いたのですが、店や雰囲気もすっかり変わっています。

カメラマン駆け出しの頃、ガイドブック用の撮影に毎日のようにウロついていました。京都と大阪の違いが顕著に出る場所のひとつです。
バブルが弾けた後、とても寂れた感じで、とても関西随一の繁華街とは思えない時期がありました。
今、ヒップポップの流行を背景に、アメリカ村は、ほとんどアメリカの下町商店街のように元気になったようです。

_2003.8.27