この春以来、デジタルカメラでの撮影が仕事の大半を占めるようになりました。
騙された(^_^)と思って、アドビさんの“Photoshop Camera Raw & JPEG2000”プラグインを買ってみたのですが、これが、大正解♪
あれほど面倒で大変だったRawデータの「現像」が、時間的にも精神的にも、負担になるどころか、楽しみになりました。「撮ったら徹夜」になるという必然性がなくなりました。
十数年前まで、撮影と暗室作業とは切っても切れないもので、現像からプリントにいたる作業の中で、再度「世界」と向き合っていたのを思い出しました。コマーシャル・フォトのほとんどは、ラボにフィルムを渡して、あとは祈るだけですから…。
1992年に初めてMacを導入する時、「カラー暗室」が欲しくて「ボルボ・エステート」が買える金額で手に入れたのですが、仕事上では、画像合成やCGに使うことがほとんどで、徐々に、写真そのものからは遠ざかって行く作業になりました。
今回、このプラグインのおかげで、EOS1Dをぶら下げてスナップを撮りに行くというような、原点に戻れたような気がしています。
Photoshopでの作業は、とかくレイヤーやマスクを駆使することが大部分を占めていましたが、チャンネルミキサーだけで十分遊べます。それも、各色16bitのままなので、気がすむまでの“焼直し”が楽チンにできます。
とは言うものの、やはりEOS1Dは、スナップには巨大過ぎます…。