視的生活
-064-
明石

明石

明石
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明石
明石

台風の当たり年だ。
これまで、関西以西が標的になってきたが、22号は初めて首都圏へ向かった。
台風だけではなく、この夏は、2度ばかり、棚の上のものが落ちるほどの地震もあり、身体が阪神大震災を思い出してしまった。
浅間山の噴火や、9月末まで真夏日を記録したりで、「異常気象」ということになっているが、どこに基準があるのだろうか。
地球にとっての異常は、人類の跋扈の方ではないのだろうか。

明石は、あの地震の震源に最も近かった都市。
歩いてみると、あちらこちらに、元々の地形か地震によるものかわからないような段差や傾きに出逢う。
あれ以来、人が戻ってきてないような建物や家もあり、冬に行った島原の風景と重なる。
出て行った人が幸福なのか、残った人が幸福なのか、は分からないが、ここで食べる玉子焼(明石焼)は美味い。

各地で熊と人が遭遇しているのも、「異常気象」の所為?

_2002.10.11